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土地家屋調査士も測量士も測量を行うという点では同じですが，登記を行うという点で異なります。

土地家屋調査士は，地主さんから土地の境界確定の依頼を受けて，どこに（所在），どんな形で（形状），どれくらいの（面積）広さがあるのかを法務局へ地積測量図を提出するために測量を行います。その他に土地の分筆・合筆・地目変更や，特殊な例では，地図の訂正（公図と現地が著しく異なる場合）などの登記を行う仕事です。

それに対して測量士は，土地の形状，土地の高低差，河川や池などの深さ，土地の現況面積などの現地を正確に写し取るために測量を行います。国や地方公共団体等の行う基本測量や公共測量を請け負って，各種図面を作成するための地形調査です。個人の土地と言うよりも，広範囲の地形等を測量します。

土地家屋調査士は法務局へ，測量士は官公庁へ書類を提出する訳です。

（土地家屋調査士　奥村忠士）