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「旧土地台帳附属地図」は,あまり聞きなれない用語だと思いますが,昔の公図のことです。
みなさんが日頃,「公図(こうず)」と言って法務局で取り寄せる地図のことですが,この地図にも精度の高いものから精度の悪いものがあります。
まず,精度の高い地図とは,法14条地図と言われるもので,今の測量技術をもって作られた正確な地図のことです。寸法の入っていない地積測量図だと思っていただければいいと思います。
次に精度の悪い(低い)地図です。これは、正式名称で言うところの「地図に準ずる図面」と言いまして、業界ではこの図面のことを「公図」と呼ばれている図面のことです。制度が悪いということはどういうことかと申しますと,ほとんどが明治の初期に字絵図(あざえず)と言って縄や竿で測量をしていたころに作られた図面のことです。実はこの図面が当時,和紙に墨で描かれていて,何十年もの間使われ続け,ぼろぼろになるとまた新しい和紙に書き換えられて近代に入り,ポリエステルのフィルムで出来た透明のいわゆるマイラー紙になったわけです。そして最近ではコンピュータ管理となり,パソコンでデータによって取得するようになりました。
(土地家屋調査士 奥村忠士)
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弁護士 木下貴子